硬貨の材質

硬貨の材質としては古来より、金、銀、銅のいわゆる貨幣金属(coinage metal)と称されるこの三種の金属が貨幣製造に用いられてきた。

金貨
本来は本位通貨制度上の本位貨幣であったが、現在発行されているものは全て補助通貨で、収集型金貨または地金型金貨である。
銀貨
かつては本位銀貨と補助通貨が存在したが、これも現在は全て補助通貨である。銀含有量も様々。
銅貨
純銅の物は少なく、殆どが青銅、黄銅または白銅貨である。

この他の材質として、アルミニウム、亜鉛、錫、などの卑金属、逆にプラチナやロジウム等の白金族元素の金属を用いた硬貨も存在する。

また、戦時下の非常事態の緊急硬貨として陶器や樹脂製の硬貨、郵便切手を代用した硬貨などが使用されたこともあった。

変わった例としてはアメリカの硬貨に代表される、2種類の金属をサンドイッチ状に貼り合わせたクラッドメタルといわれる素材を使用した硬貨も各国に存在する。

流通を目的としない収集家向けの硬貨には、クリスタル製のものや、宝石をはめ込んだ物など、単なる装飾品に近い硬貨もある。但しこれらは全て法的に有効な通貨であるところが、メダルとは異なる。