硬貨は、私たちにとっては無くてはならない物ですね。
遥か昔から存在するこの硬貨を、お金とは別の側面から見てみましょう。
硬貨は紙幣ほどではないがしばしば偽造・変造される事がある。また、金属価格の高騰あるいはインフレーション等を原因とする貨幣価値の下落により金属資源として額面以上の価値を持つに至り、そのため溶解されてしてしまう事もある。
硬貨の偽造・変造は犯罪である(刑法148条(Wikisourceによる条文))。また資源として転用するなどの目的で硬貨を損傷・鋳潰しすると、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処せられる(貨幣損傷等取締法 ここで言う貨幣に銀行券は含まない)。日本に於いて起こった大規模な偽造・変造事件には次の2つがある。
一つ目は記念硬貨の「天皇陛下(昭和天皇)御在位六十年 記念十万円金貨」の大規模な偽造事件(関連項目を参照)がある。この硬貨は使われている金が10万円未満だった為、偽造すれば必ず儲かるとして、大量に偽造された。金貨は金の含有量を額面未満にすると偽造される恐れがあり、額面以上にすると溶かして地金にされる恐れがある。
もう一つは500円硬貨に関する変造事件である。韓国の500ウォン硬貨は日本の500円硬貨とほぼ同じ大きさで重さがやや重かった。500ウォン硬貨は500円硬貨に比べて価値が10分の1程度の為500ウォン硬貨をドリルで削り、自動販売機で利用する事件が多発した。被害を受けて日本では平成12年に偽造され難いよう細工を凝らした別の材質の500円硬貨が発行された。
しかし、2005年2月、東京都、福岡県、熊本県の以上3都県の郵便局で大量の偽造500円硬貨が発見され、その総数は2万枚にも及んだ。日本郵政公社や警察による調べでは、硬貨の成分が本物と同じ銅やニッケル、亜鉛の合金が使用されているが、その割合が異なっており光沢がない事や文字や模様の一部が欠落している事等が特徴とされている。